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教育・育児に関する本の情報満載のブログ
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もりのなかもりのなか
マリー・ホール・エッツ /まさき るりこ
福音館書店 刊
発売日 1963-12


紙の帽子をかぶり、新しいラッパを持って森へ散歩に出かけた男の子。ラッパの音を聞いて、森でくつろいでいた動物たち――ライオン、ゾウ、クマ、カンガルー、コウノトリ、サル、ウサギ――が次々と散歩に加わって、長い行列ができあがる。
ライオンは髪をきれいにとかし、ゾウはセーターに着替え、クマはジャムとピーナッツを持ち、カンガルーはおなかのポケットに赤ちゃんを入れ太鼓を手に…。いそいそと身支度をする動物たちの姿はユーモラスだが、擬人化されすぎていないのがいい。特に、ウサギはひとことも発せずに男の子のそばにただ寄り添っていて、お話に不思議なリアリティを与えている。男の子が、次々と出会う動物たちに大はしゃぎするでもなく彼らを従え、淡々と散歩を続けていくのもおもしろい。
絵は白地に黒一色で描かれている。うっそうと茂る木々の奥はただただ黒く、森が持っている怖さと紙一重の魅力をたっぷりと伝えてくれる。1963年発行の、ロングセラー。(門倉紫麻)

大人の子供心にも 2002-07-02
ライオン、ぞう、うさぎ・・と、なじみやすい動物が次々と出てくるのに子供はワクワクします。計算されたモノクロの為、にぎやかな場面でも静寂感があり、心に染み入りやすい一冊です。子供だけではなく大人にもお勧めです。


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きかんしゃやえもんきかんしゃやえもん
阿川 弘之 /岡部 冬彦
岩波書店 刊
発売日 1959-12




5歳の娘が号泣 2005-04-01
この本を読み終わると5歳の娘は号泣しました。やえもんが他の電車や人間たちにおはらい箱にされるところがたまらなく悲しかったらしいのです。その後も何度も何度も繰り返し読んでとせがみます。この本を通じて古いものを大事にし、敬意を払うことを娘は覚えました。今では「新しいからってスゴイってわけじゃないよね!」と古いおもちゃも大事にするようになりました。


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チョコレート工場の秘密    ロアルド・ダールコレクション 2チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダールコレクション 2
ロアルド・ダール
評論社 刊
発売日 2005-04-30




日本人向けた日本語訳とは 2005-11-16
日本人に向けた日本語訳というのは悩ましいものです。
はっきりいって完璧な訳というのは存在しません。
特に言葉遊びや,呼称に潜んでいる意味まで訳する場合は,日本人が感じる原作の響きを壊しかねないため,この本のように賛否が分かれてしまうのでしょう。ただ今作のような児童書の場合は,可能な限り日本語の知識だけで作品に内包される意味が伝わるのが好ましいと考えます。
原作を知っている日本人にとっては「べルーカ・ソルト」の方が好ましい名前に感じても,実は英語圏の人とっては「イボダラーケ・ショッパー」に近い,皮肉めいたニュアンスで伝わっていることを忘れてはいけません。
世間に認知は,子供にとっての認知ではないのです。それでもホイップはどうしようもなかったようです(笑)ただ不満がないわけでもありません。柳瀬氏の児童書訳全体に言えることなのですが,子供向けというのを忘れている感があります。
今作もちょっと難しい言葉が多いような気がしました。
氏のことですから,わからなかったら辞書を引いて調べろと言いたいのかもしれませんが…
韻を踏んだ詩の訳自体は素晴らしいと感心しましたが,もう少しリズムが欲しかった。
あと,あとがきの翻訳蘊蓄は,もう少し抑えめでもよかったですね。


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こわれた腕環―ゲド戦記 2こわれた腕環―ゲド戦記 2
アーシュラ・K. ル・グウィン
岩波書店 刊
発売日 1982-01




優れたファンタジーは現実そのものである 2004-01-13
「喰らわれしもの」。死と虚無と暗闇に身を捧げる少女。陰でうごめく権力への策動。これはお伽話か?いやそうではない。諦めと絶望で若くして身動きもならない人など、周囲に目を向けるだけですぐに見つかるではないか。
この話は現実の世界を極度にシンプルにして我々の眼前に示すものだ。虚無から脱出することは、どのようにして可能か。それを描写するのにこの本ほど美しくまたリアルであるものは、本当に稀である。
主人公であるテナーは、すでに罪人たちの命を奪ってしまっている。それに
気づいたとき、本当の悲しみと嘆きは始まる。にもかかわらず、彼女の脱出を
読者は心から祝福することができる。暗黒の迷宮の中で生死の境をさまようゲド。しかし彼は言う。
「私はどうしたら生き延びられるか、考えつづけているのです」。
死を間近に直視しつつ、それにのっとられてしまわぬ力。たったひとりの少女が解放されるために、これほどの努力が必要なのだ。
精神的に、あるいは肉体的に病につきまとわれるものを、強く励ます傑作だと思う。


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はっけんずかん むしはっけんずかん むし
海野 和男 /中村 みつを
学習研究社 刊
発売日 1998-10




正解でした! 2005-07-26
子供が昆虫に興味を持ち始め、将来『理科』を好きになってくれることを期待して、この本を選びました。5歳の息子は大喜び! 夢中になって眺めています。仕掛けも楽しく、すげー、すげーと目を輝かせて見ている姿を見て、買って正解だったなと満足しました。内容・ページのめくりやすさ・存在感、すべてにおいてこの値段というのは納得でした。ちなみに、3歳の娘には同じシリーズの動物を与えて、こちらも興味深く見てくれています。


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