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教育・育児に関する本の情報満載のブログ
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こわれた腕環―ゲド戦記 2こわれた腕環―ゲド戦記 2
アーシュラ・K. ル・グウィン
岩波書店 刊
発売日 1982-01




優れたファンタジーは現実そのものである 2004-01-13
「喰らわれしもの」。死と虚無と暗闇に身を捧げる少女。陰でうごめく権力への策動。これはお伽話か?いやそうではない。諦めと絶望で若くして身動きもならない人など、周囲に目を向けるだけですぐに見つかるではないか。
この話は現実の世界を極度にシンプルにして我々の眼前に示すものだ。虚無から脱出することは、どのようにして可能か。それを描写するのにこの本ほど美しくまたリアルであるものは、本当に稀である。
主人公であるテナーは、すでに罪人たちの命を奪ってしまっている。それに
気づいたとき、本当の悲しみと嘆きは始まる。にもかかわらず、彼女の脱出を
読者は心から祝福することができる。暗黒の迷宮の中で生死の境をさまようゲド。しかし彼は言う。
「私はどうしたら生き延びられるか、考えつづけているのです」。
死を間近に直視しつつ、それにのっとられてしまわぬ力。たったひとりの少女が解放されるために、これほどの努力が必要なのだ。
精神的に、あるいは肉体的に病につきまとわれるものを、強く励ます傑作だと思う。


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もりのなかもりのなか
マリー・ホール・エッツ /まさき るりこ
福音館書店 刊
発売日 1963-12


紙の帽子をかぶり、新しいラッパを持って森へ散歩に出かけた男の子。ラッパの音を聞いて、森でくつろいでいた動物たち――ライオン、ゾウ、クマ、カンガルー、コウノトリ、サル、ウサギ――が次々と散歩に加わって、長い行列ができあがる。
ライオンは髪をきれいにとかし、ゾウはセーターに着替え、クマはジャムとピーナッツを持ち、カンガルーはおなかのポケットに赤ちゃんを入れ太鼓を手に…。いそいそと身支度をする動物たちの姿はユーモラスだが、擬人化されすぎていないのがいい。特に、ウサギはひとことも発せずに男の子のそばにただ寄り添っていて、お話に不思議なリアリティを与えている。男の子が、次々と出会う動物たちに大はしゃぎするでもなく彼らを従え、淡々と散歩を続けていくのもおもしろい。
絵は白地に黒一色で描かれている。うっそうと茂る木々の奥はただただ黒く、森が持っている怖さと紙一重の魅力をたっぷりと伝えてくれる。1963年発行の、ロングセラー。(門倉紫麻)

大人の子供心にも 2002-07-02
ライオン、ぞう、うさぎ・・と、なじみやすい動物が次々と出てくるのに子供はワクワクします。計算されたモノクロの為、にぎやかな場面でも静寂感があり、心に染み入りやすい一冊です。子供だけではなく大人にもお勧めです。


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きかんしゃやえもんきかんしゃやえもん
阿川 弘之 /岡部 冬彦
岩波書店 刊
発売日 1959-12




5歳の娘が号泣 2005-04-01
この本を読み終わると5歳の娘は号泣しました。やえもんが他の電車や人間たちにおはらい箱にされるところがたまらなく悲しかったらしいのです。その後も何度も何度も繰り返し読んでとせがみます。この本を通じて古いものを大事にし、敬意を払うことを娘は覚えました。今では「新しいからってスゴイってわけじゃないよね!」と古いおもちゃも大事にするようになりました。


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ふたりはともだちふたりはともだち
アーノルド・ローベル /三木 卓
文化出版局 刊
発売日 1972-01


フロッグとトードは、同じ意見だった。今日は泳ぐにもってこいの日だ。トードが頼んだので、やさしいフロッグはトードの水着姿を見ないようにした。ところが泳ぎ終えてみると、みんながトードのおかしな水着を見に集まってきて、2人とも追い払うことができなくなってしまう。
このかわいらしいペアは、なくしたボタンを探したり、春にあいさつをしたり、郵便を待ったり、5つのすてきな物語をぴょんぴょん飛び回る。2人が互いを心から思いやる気持ちはすばらしく、トードとフロッグは両生類の姿をしたすばらしいお手本だ。子どもたちはフロッグと一緒にトードが愚かしい努力をするのを見て、くすくす笑うだろう。そして長い冬眠からついに目覚めるトードに、きっと拍手を送ることだろう。5番目の物語は、いつかペンパルを持とうという人や、本当に信頼のおける友だちがいるのがどんなことか知っている人なら、誰でも心があたたまることだろう。
あたたかくゆかいな友情の物語を演出するアーノルド・ローベルのブルーとブラウンのイラストは、すべての読者の心をひきつけ、気持ちよく楽しませてくれる。ローベルの名作「Frog and Toad」シリーズの一作である本書は、カルデコット賞を受賞し、全米図書賞児童文学部門でも最終候補に残った実力をもつ。ぜひ子どもの本棚に加えたい一冊だ。そしてもっともっとフロッグとトードが読みたい人は、『Frog and Toad Together』、『Frog and Toad All Year』、『Days with Frog and Toad』もお見逃しなく。(4−8歳向け)(Emilie Coulter, Amazon.com)

英語に慣れる 2004-05-13
英語圏の子供が読む本ですが、英語に慣れていくにはもってこいです。
簡単な文章をたくさん読む、という訓練が出来ますし、絵もとてもかわいい!


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