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自閉症スペクトル―親と専門家のためのガイドブック
ローナ ウィング 東京書籍 刊 発売日 1998-11 自閉症のベスト入門書! 2005-05-12 著者ウィングは、精神医学者であるとともに重度自閉症の娘の母親でもあるのですが、重度から高機能までのすべての自閉症を連続体(スペクトル)として捉える立場を本書で提唱しました。そこには、自閉症の子どもを対象としたサービスを、一見すると自閉障害には見えないアスペガー症候群の子たちも受けられるようにしようという意図があったそうです。 しかし、彼女の臨床分析自体は、恣意性を排した、科学者としての極めて冷静なものであり、自閉障害の特徴を示す“三つ組”の概念(社会的相互交渉・コミュニケーション・想像力の障害)や、孤立群・受動群・積極奇異群などのタイプ区分は、この本以降に出版された自閉症関係の本の多くで引用されています。 また本書は、自閉障害を持つ子どもの支援方法にページを多くさいていており、解説も極めて具体的で丁寧なものとなっています。 多少大部な本かもしれませんが、翻訳もよく吟味されたものなので、自閉症を理解しようとするならば、この本を入門書とするのがベストであると思います。 さらに詳しい情報はコチラ≫ PR |
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