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魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉
ダイアナ・ウィン ジョーンズ
徳間書店 刊
発売日 1997-05


インガリーの国では呪文や見えないコートや7リーグ靴は日常のこと。といっても、「荒地の魔女」とくれば話は別だ。
この50年は何ごともなく過ぎた。しかし、魔女が再びこの国に災いをもたらそうとしているというウワサがあった。だから、動く黒いお城や4つの細い小塔から黒っぽい煙が地平線に現れたとき、誰もが、魔女がやってきたのだと思った。ところが、そのお城は魔法使いハウルのものだった。ハウルは若い女の子の心を吸い取るのが好きだという。ソフィア、レティ、マーサのハッター姉妹はもちろん、女の子たちはみな、危ないから1人で街を出歩かないようにと注意される。だが、それはほんの始まりにすぎなかった。
この壮大なファンタジーのジグソーパズルの中では、見た目とは違って、人も物も平穏ではない。運命はもつれ合い、自分が誰かもわからなくなり、恋人たちは大混乱。「魔女」がハウルに魔法をかけたのだ。はたして、その魔法を解くカギは有名な詩の中にあるのか? ハウルのお城に入るソフィー・ハッターの身に何が起こるのか?
ダイアナ・ウィン・ジョーンズのうっとりするようなファンタジーはいつも驚きでいっぱいだが、魔法使いどうしの激しい最後の闘いが終わると、魔法のように何もかも元のさやに収まる。

絶賛はできません 2004-09-23
 正直に言ってあまりピンときませんでした。
?ハウルとソフィーがお互いを好きになっていく過程が曖昧で、ラスト が突然に思えた。
?荒地の魔女がソフィーに魔法をかけた理由がイマイチわからない。
?訳が洗練されていないためか、全体的に間延びした印象を受けた。 翻訳されたものしか読んでいないので、原作の良さは上の理由からわかりませんでした。早速原作を読むことにします。
 しかし、情景が多く描かれていたので、アニメでどのように表現されるかが楽しみです。また、どのようなストーリーにアレンジされるか注目しています。


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