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教育・育児に関する本の情報満載のブログ
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ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)
C.S.ルイス /瀬田 貞二 /C.S. Lewis
岩波書店 刊
発売日 2000-06




心が洗われる1冊 2004-07-05
姉の友人の薦めで私がこの本を手に取ったのは高校生の頃でした。
ですから読者対象年令ではありませんでしたが、夢中になって読みました。全7冊あるうちの1冊です。
イギリスの4人の兄弟姉妹が衣装ダンスの奥にあるナルニアという国を冒険します。
お話の発想も語り口もやわらかく、諭すような印象を受けました。後からこの作者が熱心なキリスト教徒で、宗教的な色が出ている童話だということを知って合点がいきました。
しかし直接にはキリスト教のことは一切触れていませんから変な心配は無用かと思います。本来宗教とは精神の安定を目的とした心のよりどころ的な意味合いがあると思います。
見返りを求めない、心をまっすぐに保つための指針。それこそが宗教の本質なのです。
ゆえに、ビーバーやフォーンやものいうけものたちがアスランをけなげに信じ、敬愛している姿は、純粋に美しいと思います。そしてこの本とナルニア国ものがたりシリーズは良い本であると自信を持って薦めます。アスランや彼を信じる者達の行動や言葉の端々に宗教を離れた、人として基本的に備えるべき美徳である、思いやりや敬愛の精神や友情などを読み取ることができるからです。
私の心の中にも、そういう思いは素直に伝わってきました。「アスラン」を「自分の良心」と置き換えてみてください。どういうことが良いことで、どういうことが他人を傷つけ、不幸にするような行動なのか。
わかりやすく形にしたお話だと思います。シリーズ中には、人種差別っぽいくだりが無いわけではありません。
私も気になったのですが、シリーズ最後の本を読んでいただくとその点も問題ないと思えます。ですからこの本だけでお終いにしないで、ぜひ、全7巻すべて読むことをおすすめします。…こんなリクツをたれるとなんだかつまらなそうですね…。
リクツなどはまったく考えずに、ただ面白い本が読みたい!という方ももちろん楽しめると思います。子供たちはナルニアを支配する魔女からナルニアを救うため、長い冬に終わりを告げるため(クリスマスも来ない冬です)、ライオンのアスランと共に魔女に立ち向かいます。
ナルニアにぜひ、訪れてみてください。それから、私自身は宗教活動には大変不熱心です。キリスト教徒でもありません。念のため。


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