教育・育児に関する本の情報満載のブログ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ![]() Shel Silverstein /シェル・シルヴァスタイン 篠崎書林 刊 発売日 1976-01 この特別なリンゴの木を「Giving Tree(寛大な木)」としか呼ばないのはいささか控えめすぎる。簡潔な表現とシンプルな線描画で人気のシェル・シルヴァスタインによるこの作品では、1本の木がまず、1人のやんちゃな少年に緑あふれる遊び場を与える存在になり、やがて心地よい木陰やおいしいリンゴを与える様子を描いていく。少年を喜ばせることがこの木の喜びだったが、少年の願いをかなえるためにこの木が払う代償はしだいに大きくなっていく。少年が「お金が欲しい」と言えば、寛大な木は自分のリンゴを売ってはどうかと提案し、「家が欲しい」と言えば、材木として自分の枝を切ってはどうかと提案する。やがて成長した少年は、木と遊ぶには大きくなりすぎたから代わりにボートが欲しい、とねだる。寛大な木は、自分を根元から切り倒せばその幹でボートを作ることができるだろう、と提案する。そして少年は無分別にもこの木を切り倒してしまう。ここで本書はページ見開きで、痛ましい、孤独な姿の切り株を、少年がかつて「M.E. + T(ぼくと木)」と刻んだ根元までばっさりと切られた切り株を、ぽつんと描いている。…「そして木はしあわせだった…でもそれはほんとかな?」 このようにして寛大な木はすべてを捧げ尽くしたが、やがてかつての少年は老人となって、腰を下ろして休める静かな場所を求めて戻ってくる。木はやはり自分の精一杯でもてなそうと、自分の上に腰掛けて休むように促す。老人は自分がかつて切り倒した切り株の上に腰掛ける…「そして、木はしあわせだった」 本書のメッセージは明確にされていない。「もらえるものはもらい尽くせ」だろうか?「捧げられるものは捧げ尽くせ」なのか?はたまた「完全なる自己犠牲は素晴らしい精神だ」か?あるいは、「完全なる自己犠牲ほど哀れなものはない」だろうか?…シルヴァスタインは「寛大にも」読者の手にあえて、解釈をゆだねてくれたとみえる。 心に深く住まう物語 2005-03-26 初めてこの本に出会ってから10数年が経ちます。普段は忘れているけれど、いつも心のどこかにあって、ふとした時に思い出される物語です。ある時にはそんな愛があるんだと肯定してみたり、時にはそんなの愛じゃないと否定してみたり、もっと違う解釈があるのではと色々考えさせられ続けました。そして、この物語に慰められたり、怒ったりとしながら、少しずつ心が潤ってきた気がします。子供はもちろん、子供のいる人もいない人も、あらゆる年齢の方に読んでもらいたい本です。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]ローリング・ストーンズ PR ![]() スーザン・バーレイ 評論社 刊 発売日 1986-10 水彩とペンで描かれるイラストが暖かい、スーザン・バーレイのデビュー作。イギリスでは最もなじみの深い動物のひとつであるアナグマを主人公にした本書は、「身近な人を失った悲しみを、どう乗り越えていくのか」ということをテーマにした絵本。 賢くて、いつもみんなに頼りにされているアナグマだが、冬が来る前に「長いトンネルの むこうに行くよ さようなら アナグマより」という手紙を残して死んでしまった。悲しみにくれる森の動物たちは、それぞれがアナグマとの思い出を語り合ううちに、彼が宝物となるような知恵や工夫を残してくれたことに気付いていく。そして、春が来る頃には、アナグマのことは楽しい思い出へと変わっていった。 たかが子ども向けの絵本とあなどるなかれ。子どもたちに「死」について考えるチャンスを与え、すでに「死」を理解する大人にも静かで深い感動をもたらす。親しい人とのお別れを経験した方に、心を込めて贈りたくなる。(小山由絵) 「死」というものを子供に伝えられる 2004-03-04 大切な子供たちに「死」と言う物を伝えるのは大変難しい。特に自分にとって身近で大切な存在の「死」をどう伝えたらいいのか・・・・あなぐまさんからもらったたくさんの物達、それは大切な愛や言葉や知恵、心の中に生き続ける宝物になる。「死」とは全てが消えてなくなる訳ではなく、きちんと心の中に生き続けるものがあるんだよ。生きていることにより沢山の物を与えたり、与えられたりしながら命は伝えられていく物なんだよ。「死」から学ぶいろいろなこと、悲しい事ばかりじゃないということを子供達に自然に伝えられる絵本です。幼稚園の年中さんか、年長さん位になったら、きっとこの思いは伝わるんじゃないかな? 是非、親子で読んで頂きたい本の一冊です。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]ハローワーク求人情報:中部版 ![]() 筒井 頼子 /林 明子 福音館書店 刊 発売日 1977-04 1977年発行のロングセラー。5歳のみいちゃんが、はじめて、ひとりでおつかいに出かける様子が描かれる。 赤ちゃんの牛乳を買ってきてほしい、とママに頼まれたみいちゃん。100円玉2つをにぎりしめ、坂の上にあるお店まで、さあ出発。でも転んでお金を落としたり、必死に呼んでもお店の人が出てきてくれなかったり、とまどうことがいっぱいで…。 困難に直面する度に、みいちゃんの胸は不安と緊張でぱんぱんにふくらんでいく。でも、しっかりと芽生えた強い責任感が、前へ一歩、足を踏み出させる。お店のおばさんのやさしい対応でやっと牛乳を買うことができ、がまんしていた涙を「ぽろん」とひと粒落とした時、すっかり感情移入して張り詰めていた読み手の心も、一緒にはじけることだろう。 細部まで作りこまれた街の様子や、見守るような目線で描かれるみいちゃんの後ろ姿、決して大げさではないが豊かな、人々の表情。丹念に描かれた絵のひとつひとつからも、たくさんのことが伝わってくる。(門倉紫麻) ドキドキ・ハラハラ 2003-06-06 画の感じから、ちょうど自分がこの位の年だった頃へ、気持ちが飛んで行きました。 2歳の娘に読み聞かせしながら、私のほうがドキドキ、ハラハラ。うんうん、大きな声を出そうと思っても出なかったりするんだよね。 やっとお店のおばさんに分かってもらえた時、私も一緒にぽろんと涙が落ちそうになっちゃったよ。林さんの画と、筒井さんの状況描写の組み合わせは、やはり最高ですね。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]高卒社長のブログ ![]() 宮西 達也 ポプラ社 刊 発売日 2004-09 娘の誕生日プレゼントに贈ります 2005-10-10 明日、娘の6歳の誕生日です。毎年、誕生日には本を一冊贈ることにしています。扉を開けたところにメッセージを書きます。「これからいろいろな友だち・仲間に出会うことでしょう。どの人もすばらしいところをもっています。人の良いところ、ステキなところを見つけられる人になってください」と書きました。2年前、息子の7歳の誕生日には『おれはティラノサウルスだ』を贈りました。ウルトラマンシリーズは、子どもたちが物心つく前から読み聞かせてボロボロです。かなり宮西達也の世界にはまっています。素直に感動したいですね。 さらに詳しい情報はコチラ≫ ![]() ユッタ バウアー 小学館 刊 発売日 2000-11 なんともショッキングなページからはじまる1冊だ。ママに怒鳴られたペンギンのぼくが、バラバラになってとんでいっちゃうのである。あたまはうちゅうに、おなかはうみに、つばさはジャングル…そして足だけになってしまう。しかし、途方にくれるぼくのかけらを拾い集めて縫い合わせてくれるのも、またママなのだ。 ついイライラして子どもを怒鳴ってしまった時こそ、子どもと一緒にこの絵本を手にとってほしい。お母さんの「ごめんね」に、我が子もペンギンのぼくと同じように「やっぱり、ママがいちばんさ」と腕の中に飛び込んできてくれるだろう。 そして読み終えたとき、もう一度、中の表紙を見てほしい。そこには、目をつぶってしっかりと抱き合うペンギンの親子が描かれているはずだ。ドイツ人作家ユッター・バウアーの描く線は、あくまでも優しい。対象は幼児からとなっているものの、お母さんのための1冊でもあり、まさに「母と子の心がひとつになる絵本」である。(小山由絵) 母親として胸の痛む子供からのメッセージ 2002-04-20 感情に任せて、子どもをつい怒ってしまうことがあります。 ふと口にした言葉が、知らないうちに子どもの心を傷つけていることも。 ばらばらに砕けた心をもと通りにしてあげられるのは誰? もしかしたら私の心は、まだばらばらのままなのかもしれない。 親としての責任の重さを再認識させられます。シンプルな絵とストーリーがたくさんのメッセージを語っています。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]ソフトウェア販売 オンライン情報 |
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